○○フリーって何のこと? 無添加オールインワンゲル講座

無添加ってよく聞くけれど、何か審査基準でもあるのでしょうか。先に答えを言ってしまうと…実はとくに明確な指標など存在しません。だから、「無添加って書いてないからダメ!」なんて決めつける必要はありません。とはいえ、オールインワンゲルを含むコスメ製品では、とある3つの成分が入っていない方がベターだと言われていることも事実。そこで、このカテゴリーでは、その代表的な3つの成分についてお話ししたいと思います。ちなみに、「〇〇フリー」とは、〇〇という物質が入っていませんよ~という意味です。

パラベンフリー

化粧品の消費期限を長くするための防腐剤がパラベン。劣化した化粧品は肌にダメージを与えてしまうので、必要な物でもあるのですが…

界面活性剤フリー

化粧品を肌になじませる働き(乳化作用)があるのが界面活性剤。しかし、お肌のタンパク質を傷つけてしまう恐れがあるという説もあり…

鉱物油フリー

化粧品の硬さや伸びを安定させるのが鉱物油(ミネラルオイル)。でも、鉱物油が使用されている化粧品をつけると油焼けを起こす恐れも…

結局どうなの?無添加オールインワン

結局どうなの?無添加オールインワン

一昔前までは、とにかく効果を最優先するために、添加物をたっぷり含んだ製品が流通していましたが、敏感肌体質の人が増えたこともあり、最近では刺激の強い成分をカットした化粧品が主流になってきました。たとえ昔の話しとはいえ、人体にとって即影響が出るような成分を添加していたわけではありませんが、ごく僅かでも体内に蓄積され、10年以上過ぎた頃に影響が現れることもあるため、同じ値段なら無添加製品を選んだ方が無難でしょう。
ただし、気をつけて欲しいのが、“無添加”や“天然成分”という言葉を過信し過ぎてはいけないということ。無添加に関しては、先程お話ししたとおり明確な基準が無い状態ですし、パラベンフリーを標榜する製品でたまに見かける「天然防腐剤配合」という製品も注意が必要です。
たとえば、天然防腐剤として有名なローズマリーエキスはアレルゲンが含まれており、体質によっては肌トラブルを招く恐れもあります。バラに棘があるように、植物だって自分の身を守るために武装しているんです。でも、誤解しないで欲しいのは、けっしてローズマリーエキスが悪いというわけではなく、「〇〇だから安全」「〇〇だから危険」という思い込み自体を控えるべきだということです。敏感肌の方などは、できればエビデンス(医学的な根拠)がしっかりした製品を選んで頂きたいと思います。

無添加コスメの3大忌避成分

特にお肌への影響が懸念されているのが、「メチルパラベン」「鉱物油」「界面活性剤」の3種類。これらはそれぞれ、かつては化粧品の必須成分とされてきましたが、今では他の成分で代用されることが多くなっています。では、いったいどんな働きをする成分なのでしょうか?無添加オールインワンゲルの本質にせまるために、詳しくみていきましょう。

  • パラベンフリーってなんなの?

    パラベン(パラオキシ安息香酸エステル)は、多くの細菌の働きを抑える作用(抗菌作用)があり、かつては化粧品が腐敗するのを防止する目的で多用されていました。もし化粧品にカビなどが生えてしまったら、スキンケアどころか皮膚炎を発症する可能性だってあるのですから、こうした防腐成分は化粧品にとって必須ともいえるもの。
    でも、実はパラベンはじんましんなどのアレルギーが出る可能性のある物質で、厚生労働省が成分表示を義務付けた「表示指定成分」にも指定されていました。使用が許可されているのは1%以下ですが、敏感肌の方は0.25%以上になると刺激を感じることもあるため、あまりおすすめできません。
    そうした経緯もあり、最近ではパラベンに代る防腐剤を使用した製品も出てきていますが、果たしてパラベンフリー化粧品にはどんなものがあるのでしょうか?

  • 鉱物油フリーってなに?

    鉱物油(ミネラルオイル)とは、石油を蒸留する過程で副産物として生成される物質のことで、肌なじみやテクスチャーを良くする目的で使用されます。
    また、鉱物油の中に含まれる流動パラフィンという物質は、非常に保湿性に優れているため、ヒアルロン酸などの補助として配合されている例もあります。原料のコスパもかなり安くなることから、かつてはほぼ全てのコスメブランドで使用されていました。
    ただし、鉱物油を肌に塗って紫外線にさらしていると、油焼けを起こす危険性があり、繰り返し使用することでシミやくすみが出る可能性もあり、そうした被害にあったと主張する方が裁判を起こした例もあります。そこで一部の化粧品メーカーから、鉱物油フリー化粧品が発売されるようになったのですが、では鉱物油フリー化粧品を上手に使用するためには、何に注意すればいいのでしょうか?

  • 界面活性剤フリーとは?

    界面活性剤とは、液体などの表面張力を低下させ、水と油など普通の状態では混じり合うことのない2種類の物質同士を結び付ける働き(乳化作用)がある物質です。化粧品の中に含まれる油分と保湿剤などの美容成分を分離せずに混じり合わせるためにも、界面活性剤が必須となります。また、脂分が多いヒトの肌と化粧品を馴染ませるためにも必要となってくるのです。しかし、界面活性剤には強力な皮膚浸透性があり、皮膚に付着するとバリアゾーンを突破し、やがては血中に浸透する恐れが…。また、体内に残留し、長期にわたり少しずつ蓄積されていき、10年後、20年後にシミやシワ、アトピーなどの原因となることもあります。
    このような悪影響を避けるため、界面活性剤を含まないオールインワンゲルも増えてきました。ではいったい最近ではどんなオールインワンゲルが発売されているのでしょうか?

  • 気をつけて選ばないと...